物事を効率よく覚えていくためには、まず、「脳の仕組み」を理解することが必要です。
そもそも、物事は脳で覚えるものですからね。
脳の仕組みを知っておいた方が、速く、効率よく覚えることができるようになります。
具体的に、次の3つのことを、知っておくようにしましょう!
■ 効率よく覚えるために知っておきたい3つのこと
1.記憶の定着率は、覚え方によって変わってくる!
2.繰り返し行うことで、覚えることができる!
3.集中して覚えていくこと!
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■ 1.記憶の定着率は、覚え方によって変わってくる!
物事を覚えること(記憶の定着率)は、学習方法によって、「どれくらい覚えられるのか」ということが変わってきます。
具体的には、下記の画像をご覧ください。
この画像は、「ラーニングピラミッド」と言って、記憶の定着率を表したものです。
もちろん、上記のパーセンテージ(それぞれの項目の記憶の定着率)は、すべての人にとって一致するわけではないと思いますよ。
ただ、これはとても参考になるもので、注目ポイントは、「見たり聞いたりしただけでは、ほとんど覚えることはできない」ということです。
まず、学校の授業などの「講義」では、5%しか覚えることができません。
また、本や教科書を読むこと(読書)は、10%しか覚えることができませんし、映像を見ること(視聴覚)も、20%しか覚えることができません。
そして、実験やデモンストレーションなどの「実演」を見たとしても、30%しか覚えることができないのですよね。
つまり、見たり聞いたりしただけでは、人はほとんど覚えることができない(記憶の定着率がとても低い)ということです。
逆に、人との「討論」をすると、記憶の定着率は50%に上がりますし、自分が実践(体験)をすると、記憶の定着率は75%まで上がります。
さらに、「人に教える」ということをすると、記憶の定着率は90%になるのです!
つまり、「見たり聞いたりしただけでは、人は ほとんど覚えることができないけど、実際に体験したり、
人に教えることによって、記憶の定着率は一気に高くなる!」ということです。
僕は学生のころ、学校の授業は聞いているだけでしたが(実際にはほとんど聞いていませんでしたが…)、
授業を聞いていたとしても、記憶の定着率は、たったの5%しかないということです。
これでは、僕が勉強ができなかったのは、当然ですよね。。。
逆に、社会人になってからは、仕事は自分で行うようになる(体験する)ので、
記憶の定着率は75%くらいあるということですし、僕は、自分の行ったことや学んだことをノートに書いていました。
そして、「ノートを書く」ということは、自分が理解して、自分が分かる形でまとめる必要があるので、
上記の「ラーニングピラミッド」でいうと、「人に教える(記憶の定着率90%!)」に近いと思います。
だから、学生時代はとても物覚えの悪かった僕ですが、社会人になって、自分の行ったことや学んだことをノートに書いてくことで、
どんどん覚えていくことができるようになった、ということです。
このように、記憶の定着率は、覚え方によって大きく変わってきます。
同じ勉強時間で、効率よく覚えていくためには、記憶の定着率が良い方法(体験や人に教えること)を行った方が良いに、決まっていますよね?
僕は学生時代に、これを知っていれば、もっと人生が良い方向に変わっていたと思うのですが、、、
効率よく覚える方法を知ってからは、どんどん覚えられるようになったので、これからも もちろん続けていきます。
■ 2.繰り返し行うことで、覚えることができる!
「繰り返し行うことで覚えられる」というのは、ほとんどの人が自分の体験で気づいていると思いますが、、、
覚えたことというのは、時間が経つと忘れていってしまうものです。
そのため、物事を覚えていくためには、繰り返し行うこと(繰り返し覚えていくこと)が必要になります。
実際に、僕は学生のころ、勉強が嫌いだったので、ほとんど勉強をしていなかったのですが、
勉強をしなければいけないことは分かっていたので、仕方なく、テスト前だけは勉強をしていました。
でも、前日に、ほぼ徹夜状態で一生懸命に勉強していたのですが、テストの点数はいつも悪かったです。
しかも、テストが終わると、ほぼすべて忘れてしまっていたのですよね。。。
人の記憶というのは、「寝ることで記憶が定着する」と言われています。
だから、「一夜漬けで覚える」というやり方は、ほとんど意味がないということです。
逆に、覚えるつもりがないのに、曲を何度も聞いていると、音楽の歌詞を自然に覚えることができてしまうのは、繰り返し聞いているからです。
だから、寝ないで短時間で覚えようとするのではなく、毎日少しでも良いので覚えることを日々繰り返した方が、効率よく覚えることができますよ。
■ 3.集中して覚えていくこと!
物事を覚えるときは、だらだらと、なんとなく覚えていくよりも、集中して覚えていった方が良いです。
ただ、人が集中できる時間というのは、そんなに長くはありません。
人によって、多少は異なりますけど、だいたい45分くらいと言われています。
僕は学生のときに、テスト前だけ、ほぼ徹夜状態で 5時間くらい勉強していましたが、
今振り返って思うと、実際に集中して勉強していた時間は、1時間くらいだったんじゃないかな、と思います。
残りの時間は、ただなんとなく机の前に座って、ぼーっとしていた(教科書を眺めていただけ)という感じでした。
繰り返しになりますが、こんなやり方をしていた僕が、いつもテストの点数が悪かったのは、当然ですよね。。。
だから、1日45分でも良いので、集中して覚えることを毎日繰り返していった方が、効率よく覚えることができるということです。
大切なことは、「集中して覚えること」であり、「集中して覚えることを繰り返していく」ということですね。
だらだらと5時間 勉強するよりも、1日45分ずつ集中して勉強して、それを1週間繰り返した方が、
ずっと効率よく、多くのことを覚えることができるので、これがポイントになりますよ。
僕は、このような「脳の仕組み」を知ることで、効率よく物事を覚えることができるようになりました。
もちろん、本を読んだり、動画を見て、覚えようとすることもありますけど、そのあとは必ず「実践」するようにしています。
実際にやった方が、効率よく覚えることができるからです。
さらに僕は、ホームページの作り方や、インターネットビジネスのやり方を会員さんに教える仕事をしているので、
僕自身も、どんどん成長していくこと(覚えていくこと)ができるのですよね。
だから、上記でお伝えした、「ラーニングピラミッド」は、とても参考になる、正しい情報だと思いました。
そして、効率よく覚えて、効率よく仕事をしていくために、夜は早く寝て、朝早く起きて仕事をする(文章を書く)ということを、日課にしています。
朝早く起きて、ご飯を食べてから仕事をすることで、集中して仕事を行うことができるからです。
そして、集中力が続かなくなったら、少し時間をおいて、場所を変えて、また仕事をするようにしています。
僕はずっと、無駄な時間の使い方(効率の悪い勉強の仕方)をしてしまったので、本当に後悔をしているのですが、、、
脳の仕組みを知ることで、効率よく物事を覚えることができるようになりました。
ぜひ、この情報を参考にしていただいて、自分にとっての最適なやり方で、行っていくようにしましょう!