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今流行りの仮想通貨！今から始めるのは遅い？まだ間に合う？
仮想通貨がとても流行っている！
仮想通貨は、2017年から、一気に流行りだしました。
まず、「仮想通貨」とは、インターネット上で使用することができる「お金」のことです。
日本円や米ドル、ユーロなどと違って、紙幣がない（実態がない）のが特徴になります。
ただ、この「仮想通貨」を使って、実際に商品を購入することもできるのですが、現在、仮想通貨は「お金」というよりも、
「投機の対象（値動きによって儲けること）」として、ほとんどの人が使用してしまっている状態です。
具体的には、仮想通貨は値段が変動するので、値段が安いときに買って、高くなってから売れば、その差額分が利益になります。
仮想通貨をお金として使うのではなく、「儲けよう！」と思って、仮想通貨を取引している人がほとんど、ということですね。
そして、仮想通貨がこれだけ注目されているのは、2017年に一気に値が上がっていったからです。
「仮想通貨」というのは、実は、1,000種類くらいもあるのですが、多くの仮想通貨が、2017年度に一気に高騰しました！
たとえば、下記のチャートは、仮想通貨の中で最も有名な、「ビットコイン」のチャートです。
▼ 2017年のビットコインのチャート
このように、「ビットコイン」は、2017年1月のころは、10万円くらいだったのですが、価格がどんどん上がっていって、2017年の12月には、なんと230万円くらいまで上がりました！
つまり、ビットコインの価格が、1年間で20倍になったということです。
本当に、異常なくらいの「爆上げ」ですよね（笑）
これだけ価格が上がったから、「仮想通貨は儲かる！」、「これからは仮想通貨の時代だ！！」と言われて、仮想通貨を取引する人が、一気に増えたということです。
しかし、2018年1月に仮想通貨が大暴落！億り人は、ほぼ全滅・・。
2017年は、本当に、仮想通貨の値段がどんどん上がっていったので、インターネット上では、
「なんで仮想通貨をやらないの？」、「仮想通貨をやっていない人間は情報弱者」という感じの雰囲気になっていました。
実際に、このような書き込みやメールマガジンは、たくさん配信されていましたし、まるで、「仮想通貨をやっていない人間はアホ」と思ってしまうくらいでしたからね（笑）
また、仮想通貨で１億円を稼いだ人（億り人）が、テレビでも特集されるくらいだったので、2017年の仮想通貨ブームは、すさまじかったです。
しかし、2018年になって、仮想通貨は大暴落しました。
こちらが、そのときのビットコインのチャートです。
▼ 2018年のビットコインの大暴落！
これによって、「仮想通貨は儲かる！まだまだ上がる！！」と言って、仮想通貨をどんどん買い増していった人たちは、莫大な損失を出してしまうことになりました。
さらに、仮想通貨の取引所である「コインチェック」から、580憶円の仮想通貨（ネム）が盗まれて、コインチェックにお金を預けていた人が、一時、お金を出金できない状態にもなりました。
仮想通貨について、悪いニュースが立て続けに起きたことで、このような大暴落につながり、大きな損失を出してしまう人が増えてしまった、ということです。
▼ 仮想通貨で－1600万円の損失！
※ 出典：https://twitter.com/sgoroku
仮想通貨で、含み益になっている人もいる
もちろん、仮想通貨に手を出した人、全員が損をしているわけではありません。
暴落を回避して、売り抜けた人もいると思います。
実際に、投資家として、長く相場で生き残っている人は、「これだけ値が上がっているのは異常だ。もう利益を確定しておこう！」という形で、売り抜けた人もいると思います。
また、僕の友人にも、ビットコインが30万円のときに、3枚（合計90万円分）を買っている人もいます。
その人は、ずっと持ち続けているだけなのですが、現在のビットコインの価格が90万円なので、3倍に上がっているということですね。（90万円が270万円になった）
もちろん、利益を確定しているわけではないので、手元にお金が入ってきているわけではありませんが、、、「含み益」にはなっているので、これは、かなりうまく行っているケースだと思います。
ただ、人は、相場がどんどん上がっているときは、「儲かる儲かる！」という気持ちになって、どんどん買っていってしまいます。
また、相場がちょっと下がったときは、「今がチャンスだ！バーゲンセールだ！！」という気持ちになって、さらに買ってしまいます。
しかし、相場が大暴落すると、莫大な含み損になっているために、損切りすることができずに、「塩漬け」してしまうのです。
これによって、さらに含み損が膨らんでしまう、、、というのがパターンになります。
そして、最悪なのは、去年（2017年）にたくさんのお金を稼いで、今年、大きな損失を出してしまった人です。
仮想通貨の損益は、通算すること（相殺すること）ができないからです。
去年、稼いだ分の税金は、必ず払う必要があるにもかかわらず、今年、大きな損を出してしまって、税金を払えるお金がないという状況になってしまうと、本当につらいですよね・・。
税金というのは、自己破産しても消えないため、このような人が出ないことを、祈るばかりです。
僕も、仮想通貨が、ここまで悪い状況になるとは、まったく予想していなかったのですが、「バブルの崩壊」というのは、こういうものかもしれませんね。
結論：今から仮想通貨を始めるのは遅い？まだ間に合う？
2017年のように、仮想通貨がバブルで一直線に上がっていれば、仮想通貨は、やる価値はあったと思います。
でも、それが崩れてしまうと、投資家にとっては、仮想通貨のトレードって、本当に不利なんですよね。
具体的には、仮想通貨は、取引手数料が高すぎます。
使用する「取引所」や「販売所」によっても異なるのですが、30,000円くらいの取引手数料（スプレッド）がかかります。
（FXであれば、30円くらいです）
また、仮想通貨でレバレッジ取引をすると、年利14.6％という、消費者金融並みの金利を払う必要まであるのです！
（FXであれば、スワップポイントを受け取ることもできます）
さらに、税金は「総合課税」で、最高税率は45％ですし、損失の繰り越しもできません。
（FXであれば、一律20％です）
客観的に見ると、こんなに不利な投資は、他にはない！というくらいなんですよね。
今までのように、バブルで一直線に上がっていれば、仮想通貨は、やる価値はあったと思いますが、ここまで不利な要素がそろっていると、そもそも、利益を得ること（手元にお金が残ること）が、とても難しくなってしまうということです。
もちろん、これから、また新しいバブルが作られて、2017年のように、一直線に上がっていくような状況になれば、僕も、仮想通貨をやるかもしれません。
でも、今の状況を考えると、「手を出すことができないな」というのが、僕が思っていることです。
テレビやインターネットで、「仮想通貨！仮想通貨！」と言われると、「自分もその流れに乗らないと！」と思ってしまうかもしれません。
でも、その流れに、流されながら取引するのではなく、ここでお伝えした「現状」を、しっかりと把握した上で、もし仮想通貨の取引をするのでしたら、無理のない取引をしていきましょうね。
やはり、「損をしないこと」が重要だと思いますし、投資は、有効な資産運用として、無理のない程度に行うことが、大切だと思いますよ！
なお、仮想通貨については、仮想通貨とFXはどっちが良いの？メリットとデメリットを徹底比較します！のページで詳しくお伝えしています。
投資に興味がある人は、見ておいてくださいね！
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